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第30回「からだとこころの健康シリーズ」
   

認知症
―住み慣れた地域で自分らしく暮らすために―

  
  日 時:2026年6月11日(水) 13時30分〜15時30分

  場 所:自治会館「こもれび」サロン1・2号室

  講 師:中第二あんしん長寿相談所所長 矢守友樹氏
      うさぎナースケア 理学療法士 丸岡利樹氏

  参加者:31名(含講師・2名)
  

司会から
 「からだとこころの健康シリーズ」も30回目となりました。今回のテーマは認知症です。
 2040年度には65歳以上の3人の一人が認知症になりうるというデータがあるようです。陽だまり会員の間でも「もの忘れが増えた」という声が良く聞かれます。今日は認知症についての理解、対策を教えて頂きたいと思います。

1.講演要旨(矢守氏)  資料:大津市認知症ガイドブック他
 まずは参加者がガイドブックにある「わたしも認知症?」チェックリストで自己チェックを行いました。自分自身の結果に会場やや賑わいました。
1)認知症を知ろう
・加齢による物忘れと認知症の記憶障害の違いについての説明がありました。
大きな違いとして、加齢による物忘れは体験の一部を記憶できていないのが、アルツハイマー型は体験の全てが抜け落ちている点が挙げられます。これらが頻繁になると日常生活に支障がでます。
・認知症のタイプについて原因となる病気によっての4種類について紹介があり、約70%がアルツハイマー型です。
・その他の病気でも認知症症状が出ることもあり、早期発見し、治療することで改善できる病気があり、早期受診する事が大切です。(水頭症、脳腫瘍、硬膜下血腫など)
・認知症の症状には以下のものがありますが、適切な治療やまわりのサポートによって、症状の緩和・改善が期待できます。
@中核症状
記憶障害、見当識障害、実行機能障害、理解・判断能力障害、不安や焦り、心身の不調、周囲への適切でない対応
A行動・心理症状(BPSD)
興奮・攻撃的言動・妄想・幻覚・幻視・行方不明など

2)早期発見が大切
 早期発見で、治療により改善する場合や進行を遅らせることが可能な場合があり、そして今後の生活を準備できます。「軽度認知障害(MCI)」での発見が重要です!「軽度認知障害(MCI)」は認知症の前段階で、軽い記憶障害があっても基本的に日常生活は送れる状態です。この段階で対処すれば、特にアルツハイマー型認知症への移行を予防、または先送りできると言われています。

3)受診のしかた
まずはかかりつけ医に相談し、専門医に紹介してもらいましよう。どこに行ったら良いかわからないときは、中安心相談所に相談してください。

4)認知症の予防するための12の対策
@身体活動(運動)A禁煙 B栄養管理 Cアルコール管理 D認知トレーニング E社会活動 F体重管理 G高血圧管理 H糖尿病管理 I脂質異常管理 Jうつ病管理 K難聴管理 が挙げられています。

5)認知症の方への接し方7つのポイント
@わかりやすく伝えるA相手のペースに合わせるB失敗や間違いを攻めないCその人らしさを大切にするD自尊心を守るE感情は伝わるFまずは自分を大切にする

6)事例紹介
2事例の認知症介護の具体的な支援の紹介があり、小規模多機能型居宅介護・認知症対応型デイサービス・成年後見人制度・行方不明者早期発見ダイヤル・GPS位置探知情報システムの利用などについて説明がありました。

2.丸岡利樹氏による訪問リハビリテーションの紹介
・訪問リハビリテーションは、在宅生活において日常生活の自立と社会参加を目的として提供されるサービスです。病院やリハビリテーション施設への通院が困難な場合、退院・退所後の日常生活に不安がある場合など、主治医により訪問リハビリの必要性が認められた場合にサービスを受けることができます。特徴は、施設でのリハビリと違って、実際の生活環境に添った訓練ができること、利用者本人がリラックスして行えることです。

3.認知症予防効果が期待できる体操の実施
からだを動かしながら、脳の活性を促す効果のある体操を丸岡先生の指導のもと一同真剣に取り組む。
(写真参照)
4.質疑応答
Q:認知症の完治はできないということですね
。 A:認知症になってもその状態を維持し、進行を防ぐことが大事と考えられています。
・ご意見
男性の参加者が少ないが、もっと男性も参加していただきたい。

5.アンケート実施と結果
当日は中第二あんしん長寿相談所所長 矢守友樹氏のご厚意により、大津市認知症ガイドブックなどの資料を準備して頂き丁寧な説明で、分かりやすいお話でした。その後のアンケートでは、ご意見・ご要望も多く記入して頂きました。今後に活かしていきたいと考えます。

6.アンケートに記入されていた質問に対する回答を、講師の矢守友樹氏にお聞きしましたので掲載します。
Q:認知症は自覚できるのでしょうか。
A:その人によって様々な場合があるので、おかしいな思ったら早めにかかりつけ医と相談してください。
Q:介護保険制度の詳細が知りたい。介護保険の申請の仕方が分からない。
A:中第二あんしん長寿相談所(077-521-1471)、または陽だまり保健室に相談ください。
Q:ショートステイは普通は行けませんでしょうか。
A:要支援、要介護の認定が必要です。


(佐藤 記)