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平成25年7月31日 13:00〜15:00

第15回 からだとこころの健康シリーズ

「最後まで自分らしく生きたい……大切な人に残す私の記録」

    場 所:住民交流センター「こもれび」サロンB
    講 師:公益財団法人 京都SKYセンター・高齢者情報相談センター
                相談員 冨岡みさを 氏
    参加者:20名(50〜80代、うち60代が最も多い)、

 講師の冨岡さんは、京都のSKYセンターという財団で高齢者の相談事業に当たっておられます。
 SKYの、「S:すこやかな、K:けんこうな、Y::ゆたかな 長寿社会の実現」という、目標は陽だまりのそれともぴったり一致するものです。
 長年の活動の中で受け止めてこられた高齢者の悩みや問題をまとめる形でお話していただきました。
 1 医療・介護について
 2 葬儀と墓の準備
 3 相続対策
 4 親族や友人の情報
 5 遺品の整理

 以上の項目について具体例を出しながら進められました。
 いざという時にどんな最後を実現したいのか、自分の思いをまとめておくことが大切なのです。そしてその思いを文書にしておけば、自分の意思を尊重してもらえ、また、子供や周囲の人が迷わずに済むということで、最近勧められているのがエンディングノートと言われる記録方法です。自分の生い立ち、生き方、残したい言葉、そして1〜5の項目など記録に残したいことは本当にたくさんあります。すべてを完璧に記録することは難しいので、書けるところから始めればよいということでした。
   お話のあと、参加者全員が質問や感想、意見を出し合いました。

  ・ とにかく自宅の片づけは必要だと思うが、なかなか進まず難しい
  ・ 自分らしく最後まで暮らしたいといつも考えている
  ・ 妻と二人、これからどこで暮らすか常に悩んでいる
  ・ 在宅がよいというが、施設はそんなにつらいのだろうか?
  ・ 自分の死んだ後のことは子供が考えてくれればよい。悩むことで子供も成長するだろう
  ・ 葬式も墓も不要と思ってきたが、最近少し考えが変わってきた
  ・ 遺品については、想い出として残すのか、不要として整理するのかは遺族の問題である
  ・ 実現不可能なことを記録に残されて、周囲が翻弄された例もある。
  ・ ぴんぴんころりは理想であり、実際はみんな周りに迷惑をかけて死んでいくものだ
  ・ NPOとして、この地域で必要なことが見えてきたように思う

 最近、陽だまりの会員さんに、亡くなられたり、病気になられたりする方が増えてきた中で、今回のテーマは身近であり、また避けて通れないものでした。
 深刻な話題であるにも関わらず、参加者各自それぞれ自分の思いをはっきり出されて、なるほどと考えさせられたり、爆笑を誘ったり、本当に楽しい会となりました。次回またテーマを発展させる機会を持ちたいと思います。


「やまの保健室」 毎週火曜日の10:00〜11:30開いています。
どうぞみなさん、のぞいていてみてください。





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